2008年12月10日水曜日

ビジネスマッチング

『ビジネスマッチング』とは、(資金や人材、製造先・販売先等の取引先といった)自社の不足資源を得るための“お見合いの場”のようなものと言えます。知名度が低く経営資源に乏しい中小企業者が、自社の行っている事業を紹介したり不足資源を得るために、きわめて有効な“場”と考えられています。国や自治体、公的支援機関等が主催しているものが多いようですが、民間団体開催のケースも見られます。

マッチングの場は、ブースを構えて製品・商品の展示を行う「展示会」タイプのものと、事業計画の発表を通じて不足資源の提供を呼び掛ける「プレゼンテーション」タイプのものとに大別できます。

「展示会」の中には、3万人以上の来場者が期待できる大規模なものもあり、展示を通じて自社の製・商品を広く知ってもらう場としての活用が期待されます。

一方、「プレゼンテーション」では、サポート機関や経営資源を持つ企業・人に対し、自社の事業計画について説明を行い、資金や人材、製造先・販売先等を得ようとする場で、「展示会」と比べると規模は小さくなりますが、必要な対象にピンポイントでメッセージを伝えることができる点が有効です。

目的によって適切なマッチングの場を使い分けますが、(1)マッチングの目的を明確に持つとともに、(コンタクト企業数や販売額といった)目標を定めて参加する(2)理解してもらうことを第一に考え、わかるやすい表現・言葉で展示や説明を行う(3)「展示会」ではストーリーや動きを持たせたインパクトのある展示を目指す(4)「プレゼンテーション」では、聞き手が自社やその商品のどのような点に関心を持っているのかを考慮しニーズに合わせた説明を行う(5)アフターフォローを的確に準備・実施する―などといった点を考慮して準備を行うことで、大きなマッチング成果が期待できます。

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